MARQUEE BEACH CLUB


この日は云わば「北関東ダービー」茨城のme-al art VS 群馬のLACCO TOWERのツーマン。
彼らの先輩である茨城はCOCK ROACHと群馬はG-FREAK FACTORYが作ってきた
北関東のバンドシーンが持つちょっと偏った世界観と熱量(笑)を更に進化させるべく、魂を持った2バンド。
そんな2バンドの対バンも今までありそうで無かった。
me-alもLACCOも気づけばもう若手ではないし今まであっても不思議じゃないんだけどね。
つうことで更に続けと、地元の若手MARQUEE BEACH CLUBもO.Aに入れてみた。
ライブはMARQUEEから。
まだ結成間もなく全体的に粗さはあったものの、これからに期待出来る良いライブでした。
バンドがここからスタートしてくれたことが嬉しかった。
続いてはLACCOが。良い意味で、完全に茨城を潰しに来たようなライブだった。
ここ数年の彼らの勢いは凄まじい。
ライブの温度がとどまることを知らない。
エモーショナルという言葉は彼らのようなバンドを指すのだと思う。いいバンドだなあ。
トリは茨城のme-al artが。抜群のメロディーの中を華麗に泳ぐかのような
Vo里子の圧倒的な唄で始まり唄で終わった。
ライブ中、ふと、10数年前、里子がまだme-alに入る前、
他のメンバーがVoを探していた時期を思い出した。
そんな彼らに俺が里子を紹介したんだ。
紹介しただけの話で、後は全て本人達の話なんだけど、
今となってみれば奇跡的だったんだなと。
それくらい、今のme-al artは素晴らしい。
これからの茨城も群馬も心強く思った一夜。
この先、彼らに続くダービー戦も出てくるのだろう。
25周年というこのタイミングでこの3バンドが競演出来たのは
そんな意味もあったのかもしれない。良い夜を有難う。

(C)mito LIGHT HOUSE