ストレイテナー


MUCCの4年振りとなる水戸ライトハウス凱旋公演。
ご存知、MUCCは茨城出身であり、当店出身バンド。
彼らもまた水戸ライトハウスの歴史をよく知るバンドの一つ。
そんな彼らと俺は、実は最初はそれほどの付き合いでも無かった。
彼らが都内へ出たちょっと後に多少接するようになった感じだ。
そんな彼らとの付き合いも深くなっていったのはギターのMIYAこと矢口のお陰だろう。
矢口とはひょんなことから仲良くなり呑みに行ったりする仲に。
震災後には「よかっぺBAR」にも札幌公演の入りを一人だけ遅らせてでも出てくれたり、
一度付き合い出すと「茨城の不良」らしく、縦と横を大事にする律儀で最高な男だ。
そんな矢口に「ウチも気づけば25周年でさ、出てくんねーか?」と話したのは
BRAHMANのTOSHI-LOWに次いで2番目に話した。
そう、この「祝盃」には「茨城」「水戸ライトハウス」として、
BRAHMANとMUCCには絶対に出て欲しかったのだ。
しばらくした頃、矢口から電話が鳴った。高松からだった。
「今日テナーと対バンで、今ひなっちと稲葉さんの話してたんすよー」
「周年イベント、テナーと出来たらいいなと思って」と。
最高な話だね。早速翌日から動いた。
が、そこは両者スーパーバンド。スケジュールやら色々と厳しい・・・。
けど一度意に決した想いは簡単には消せない。
この公演はホント踏ん張ったなという記憶が。
フライヤーにも載せられない位ギリギリまで開催出来るかどうか解らない状況だった。
結果、想い実って実現ですよ。
半ば無理矢理感があるだろう公演日がX'masってのが踏ん張った証だろう(笑)
ストレイテナーは自身のツアーで年明けに既にウチの日程が出ていたしね。
そんな中でも来てくれて、MUCCのお陰だな。
達郎も密かにテナーを口説いてくれていたのを知ってるよ。
奇跡のツーマンは発表と同時に物凄い反響だった。
発表から当日まで3週間しか無かったにも関わらず、
「聖なる夜にMUCCの聖地でスペシャルライブ」と巷じゃ大盛り上がり。
チケットの抽選の応募には何と2000人を超える応募が!?
ライブは勿論素晴らしい一夜になった。
機材の量が多過ぎてステージ上&バックステージはさながら高級な楽器店(笑)
MUCC御用達「ラーメン味へい」から焼豚と餃子も大量に贈られてくる。
ステージ上もバックステージも和気藹々とした良い一日でした。
終演後は矢口と二人で祝盃を交わした。有難う。
田舎のヤンキー達が今や世界を股にかけたビックバンドになった。
そう簡単に帰ってくるな。もっともっと世界の大都会で暴れ回って大きくなれ!
けど、また節目の時には頼むよ。
MUCC & ストレイテナー、これからもよろしく!感謝!

(C)mito LIGHT HOUSE